赤外線学習リモコンR2-D2
旧 赤外線学習リモコンR2-D2では音声認識にJuliusを使っていたが、チューニングの問題なのか、精度が出なかった。
そこで、今回は音声認識にGoogle Home Miniを使うように変更する。
また、ついでなので、下記も実施する。
- 外装をよりいいものに交換する。
- 頭部が回転するようにする。
- テレビについては、赤外線ではなく、ネットワークで操作するように変更する。
必要なもの
ハードウェア
項目 | 説明 |
Raspberry Pi | 名刺サイズの超小型コンピュータ。 今回は手元にあったRaspberry Pi 2 Model Bを使用しました。 これから用意する方は、Raspberry Pi 3 Model Bがよいと思います。 |
irMagician | Windows、Mac OS X、Linux、Androidなどで使える小型赤外線リモコンアダプタ。 |
フレキシブル型USBケーブル TM-microUSB-F | Raspberry PiとirMagicianを接続するために使用しました。 |
USB延長ケーブル スタンド付 BSUC05EDBK | フレキシブル型USBケーブルを立てるために使用しました。 |
Google Home | 音声コマンドで操作できるようにするため。 今回はGoogle Home Miniを使用しました。 |
Bluetoothアダプター USB-BT40LE | Google Home MiniからBluetooth経由で音声を出力するために使用しました。 |
フルカラーシリアルLEDテープ | WS2812S(NeoPixel)というマイコン内蔵LEDをテープ上にしたものです。つながったままでも、1個ずつ切り離しても使えて便利です。 秋月電子通商などでも同様のものを販売しています。 |
TXB0104搭載電圧レベルシフタ | 信号の電圧レベルを変換するもの。Raspberry PiのGPIOは3.3V、WS2812Sの動作電圧は5Vのため、使用します。 目的が果たせれば他の製品でも構いません。 |
ブレッドボード用マイクロBメスUSBコネクタDIP化キット | WS2812Sを光らせるための5V電源を手軽に得るために今回はUSBハブから電源を取ることにしました。 |
サーボモータ MiniS RB303c | R2-D2の頭部を回転させるため。 |
すきまテープ | サーボモータの回転を受け止めてR2-D2の頭部に伝えるレールとして使用しました。 |
R2-D2型ポップコーンバケット | ディズニーランドで売っているもの。回路全体を格納するために使用しました。 |
利用したソフトウェアなど
- Google Home内蔵ソフトウェア
- IFTTT
- Python2のSimpleHTTPServerをベースに開発した専用HTTPサーバ。
- HTTPでのリクエストを受け付け、サーボモータの制御、音声の出力、LEDの点灯、テレビ(BRAVIA)の操作(SOAPリクエスト)、他家電の操作(赤外線の送信)を行います。
手順
次の手順で進めました。
- Raspberry PiへのOS(Raspbian)のインストール
⇒こちらをご覧ください。 - irMagicianのセットアップと動作確認
⇒こちらをご覧ください。 - Raspberry PiからGoogle HomeへのBluetooth接続、音声出力確認
- SOAPリクエストによってテレビ(BRAVIA)を操作できることの確認
- 外装(R2-D2型ポップコーンバケット)の加工(切断、穴あけ加工)
⇒こちらやこちらをご覧ください。 - マイコン内蔵LEDの回路の製作、RaspberryPiへの接続、外装への固定、動作確認
⇒こちらをご覧ください。 - サーボモータのRaspberry Piへの接続、外装への固定、動作確認
⇒こちらをご覧ください。 - 専用HTTPサーバの開発
⇒こちらをご覧ください。 - ポートの開放
- IFTTTの設定
⇒こちらをご覧ください。
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