楽器
今回はWiiのヌンチャクコントローラをArduinoに接続して楽器を作ってみます。
ヌンチャクを使ったテルミンのような楽器なので、とりあえずChuckminと名づけました。
必要なもの
- Arduino(下記はArduino Unoに場合の接続例です。Arduino Leonardoの場合の接続方法は備考をご覧ください。)
- ヌンチャクコントローラ
- WiiChuck
- ピンヘッダ(4P)(何でも良いです。今回は 秋月電子通商で購入しました。)
- 圧電ブザー(何でもよいです。今回は TDK PS1740P02E を使用しました。)
- chuck_funcs.h(こちらからダウンロードしてください。
「Raw」を右クリックして名前をつけて保存。
手順
- WiiChuckにピンヘッダを半田付けする。(labs.thingm.comと書いてある側からピンヘッダの短い方を差込み、逆側から半田付けする。)
- ArduinoのA2ピンに-、A3ピンに+、A4ピンにd、A5ピンにcが挿さるように挿す。
- 圧電ブザーをGNDと10番ピンに挿さるように挿す。
- WiiChuckにヌンチャクコントローラを挿す。(ヌンチャクの金属端子の凹みがある方が上になるように挿す。)
- USBケーブルを挿す。
- 下記スケッチをダウンロードし、一旦上書きする。
- スケッチと同じ場所にchuck_funcs.hを格納する。
- Arduinoに書き込む。
遊び方
できる操作は下記の通りです。ぐにぐに操作して遊んでください。
- Cボタンを押すと、音が出ます。
- ヌンチャクを左に倒すと音階が下がり、右に倒すと音階が上がります。
- ジョイスティックを手前に倒すと音程が下がり、奥に倒すと音程が上がります。
設定について
- DEBUG定数を1にすると、シリアルモニタにヌンチャクのセンサの現在の値が表示されます。
- notes配列をコメントアウトされている側に差し替えると、ヨナ抜き長音階になります。民謡風に聞こえる音階です。
なお、デフォルトの音階はニロ抜き長音階で、琉球民謡風に聞こえる音階です。
スケッチ
chuckmin.ino
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備考
Arduino Leonardoの場合は、I2Cの接続ピンが異なります。
役割 | Wiichuckでの表示 | Unoでの接続先 | Leonardoでの接続先 |
GND | - | A2 | GND |
V | + | A3 | 3.3V |
SDA(シリアルデータ) | d | A4 | D2 または SDA |
SCL(シリアルクロック) | c | A5 | D3 または SCL |
Leonardoを使う場合は、トランスモグリシールドでピンをUno互換にするか、ジャンプワイヤなどで上記の通りに接続先を変えてください。
また、nunchuck_funcs.hの25行目〜34行目は次のように修正してください。
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