Fujitsu_SH90_M の変更点
#author("2021-05-02T00:53:56+09:00","default:admin","admin")
#author("2021-05-02T00:54:14+09:00","default:admin","admin")
Webブラウジングをしたり、Arduino IDEを使うような軽い開発をするために、~
これまで、[[NECのVersaPro J VK17TG-J(PC-VK17TGSCJ)>https://support.nec-lavie.jp/e-manual/m/nx/ac/201406/bios/v1/mst/versapro/vg/spec/body.htm]]を使っていて、~
Ultrabookであり本体重量が軽いこと(964g)、~
解像度が高いこと((2560x1440(WQHD)))に満足していたが、~
キー配置が悪く(左下がCtrlキーではなくFnキー、カーソルキーが他のキーに埋もれている、右シフトキーが小さい)、~
イライラしていた。
~
そこで、
[[FujitsuのLIFEBOOK SH90/M(FMVS90MBG)>https://www.fmworld.net/fmv/etc/1310/s90mxg.html]]を約1万円で入手した。
スペックは以下の通り。
-CPU: Core i5-4200U
-GPU: CPUに内蔵(Intel HD Graphics 4400)
-メモリ: 4GB(2GB+2GB)
-ストレージ: 500GBハイブリッドHDD
-光学ドライブ: スーパーマルチドライブ
-ディスプレイ解像度: WQHD(2560x1440)
#ref(sh90_m_01_outside.jpg,around,right,17%)
#clear
~
重量は1.59kgと前よりかなり重くなったが、~
解像度が前と変わらず高いこと((2560x1440(WQHD)))、~
キー配置がよいこと(左下がCtrlキー、カーソルキーが他のキーから離れている、右シフトキーが大きい)、~
そしてWebカメラがついているところがよい。
今となっては低スペックだが、軽い開発には十分。
~
**Windows 10再度インストールとSSD換装メモリ増設
さて、Windows 10を再インストールしていく。
~
まず、下記コマンドにて現在のWindows 10のプロダクトキーを取得した。
#code(,nonumber){{
wmic path softwarelicensingservice get OA3xOriginalProductKey
}}
次にリカバリであるが、~
前所有者がクリーンインストールをしていたようで、~
DtoDのリカバリ領域がなくなっていたため、~
DtoDでのリカバリはできなかった。
~
そこでクリーンインストールする。
~
クリーンインストールの前に、ドライブの換装とメモリの増設をしておく。
#amazon(B075CRRK1B)
ストレージは、デフォルトでは500GBのハイブリッドHDDが装着されているが、遅いので~
、240GBのSSD([[Crucial BX500>https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07JDWLBN7/cubic9com-22]])に換装する。~
(余談になるが、BX500は低価格化のためにDRAMキャッシュが非搭載なので、ランダムアクセスが比較的遅く、また寿命も比較的短いらしい。価格が少し高くなってもいい場合は、[[Crucial MX500(CT500MX500SSD1)>https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B077PPN5NN/cubic9com-22]]や
[[SanDisk SSD Ultra 3D(SDSSDH3-250G-J25)>https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B075CRRK1B/cubic9com-22]]の方がよさそう)
~
SSDへの換装は、本体裏面のネジを11本外して、SATAコネクタから抜けばOK。
#clear
~
#amazon(B0096YOGTW)
ついでに、メモリも増設しておく。~
標準では2GB+2GBの4GBになっており、片方が交換できるようになっていた。~
そこで、[[SAMSUNGのPC3L-12800S(DDR3-1600)のSO-DIMM 8GB>https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0096YOGTW/cubic9com-22]]を入手し、差し替えた。~
これで合計10GBになった。
#clear
#ref(sh90_m_02_inside.jpg,around,right,13%)
#clear
~
さて、クリーンインストールしていく。
~
まず、別PCにUSBメモリを挿し、[[メディア作成ツール>https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10]]にてインストールメディアにする。
~
次に電源投入直後にF2キーを押して、BIOSに入り、[起動]タブにて、USBメモリからブートするようにブート順序を変更する。
~
案内に従い、Windows 10をインストールする。
~
この際、Microsoftアカウントと紐づけずにローカルユーザーとするため、~
インストール中はWiFiに接続しないで進めた。
~
インストールが完了したら、Windows Updateをする。
~
前述のプロダクトキーでライセンス認証する。
~
**デバイスマネージャー上の不明のデバイスの解消
さて、デバイスマネージャーで見ると、[ほかのデバイス]として、以下の3個のデバイスが表示されていたため、正体を調査した。
#ref(sh90_m_03_devicemanager.png,around,right,50%)
#clear
#ref(sh90_m_04_pci_device.png,around,right,50%)
-PCI デバイス
--デバイスのプロパティの[イベント]タブを見ると、「デバイス PCI\VEN_10EC&DEV_5249&SUBSYS_188A10CF&REV_01\4&320026d2&0&00E4 を使用するには、さらにインストールが必要です。」と表示されていた。
--正体は「Realtek PCIE CardReader」だと思われる。
--ドライバは[[Realtekからダウンロードできた。>https://www.realtek.com/ja/component/zoo/category/card-reader-solutions-card-reader-controllers-software]]
#clear
#ref(sh90_m_05_smbus_controller.png,around,right,50%)
-SM バス コントローラー
--デバイスのプロパティの[イベント]タブを見ると、「デバイス PCI\VEN_8086&DEV_9C22&SUBSYS_183110CF&REV_04\3&11583659&0&FB を使用するには、さらにインストールが必要です。」と表示されていた。
--正体は「Intel 8 Series SMBus Controller - 9C22」だと思われる。
--ドライバは[[Microsoft Update カタログでSMBus Controller 9C22と検索するとダウンロードできた。>https://www.catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=SMBus%20Controller%209C22]]
#clear
#ref(sh90_m_06_unknown_device.png,around,right,50%)
-不明なデバイス
--デバイスのプロパティの[イベント]タブを見ると、「デバイス USB\VID_138A&PID_0050\201100B0BCA7 を使用するには、さらにインストールが必要です。」と表示されていた。
--正体は「Validity WBF 指紋センサー」だと思われる。
--ドライバは[[FMVサポートからダウンロードできた。>https://azby.fmworld.net/app/customer/driversearch/pc/drvdownload?driverNumber=E1026751]]
--ただし、自分には不要なので動作確認していない。
#clear
ドライバをインストールすると、次のようになった。
#ref(sh90_m_07_realtek_pcie_cardreader.png,around,right,50%)
#clear
#ref(sh90_m_08_smbus_controller_9c22.png,around,right,50%)
#clear
#ref(sh90_m_09_synaptics_fp_sensors_wbf.png,around,right,50%)
#clear
~
以上でクリーンインストールは完了。
**SSDのLPM問題予防
SSDのLPM問題が発生する可能性があるので、必要性を確認し、対処しておく。
~
[[SSD最適化設定>https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/ssdoptimize/]]を起動し、~
[手動設定]をクリックし、[LPMチェック]をクリックする。~
今回のSSD(BX500)では、「LPM(HIPM)が「未対応」となっていた。~
したがって、対処が必要。
+[LPM設定の呼び出し]をクリックする。
+[ON]をクリックする。
+[LPM設定の呼び出し]をクリックする。
+[プラン設定の変更]をクリックする。
+[詳細な電源設定の変更]をクリックする。
+[ACPI Link Power Management - HIPM/DIPM]配下の~
[バッテリ駆動]と[電源に接続]に[Active]を設定する。~
+念のため、[次の時間が経過後ハードディスクの電源を切る]配下の~
[バッテリ駆動]と[電源に接続]に[なし]を設定する。
~
**LPMとは関係なさそうなプチフリについて
#ref(sh90_m_10_panel_self_refresh.png,around,right,33.3%)
#clear
マウスカーソルや画面の動きが止まって、10〜120秒後にひょっこり出てくるような事象(プチフリに類似する事象)が頻繁に発生した。
~
このプチフリ、AC電源接続時には発生しないことに気づいた。
下記の手順で解消したかもしれない。
+Ctrl+Alt+F12で、[インテル HD グラフィックス・コントロール・パネル]を表示させる。
+[電源]>[バッテリー駆動]>[パネル・セルフリフレッシュ]を[有効]から[無効]に変更する。
#clear
以上で完了。
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