チョコレート
今年のバレンタインは、ドラクエXのプクリポの形のチョコレートを作ってみました。
魔法の迷宮で供えるとプクリポが召喚されるボスコインのイメージです
モデリング→3Dプリント→シリコンで型取り→チョコ流し入れって感じで作りました。
作り方
- まずはモデリング。今回はMetasequoiaを使いました。
DMM.makeの3Dデータのルールに従って、モデルを作っていきます。 - [曲面・ミラーのフリーズ]、[ブーリアン]を実行して、ひとつのオブジェクトにマージした後、STLで保存します。
- 見栄えとサイズとエラーを確認するためにDMM.make指定のMiniMagicsで開いてみます。
見た目とサイズは大丈夫そうですが、[エラー検証]をクリックしたら、エラーが。 - エラーを直すため、netfabb Basicを使います。
[その他]>[新規解析]>[標準解析]、[その他]>[パーツの修復]>[自動修復]>[実行]でエラーを修復。 - DMM.makeにアップロード、チェックが通ったら、発注します。今回はホワイトアクリルにしてみました。
- 3Dプリントされたものがこちら。彫りが浅かったので、カッターで彫りなおし、ヤスリをかけました。
- 型を取っていきます。今回はHTV-4000という食品用シリコンを使います。
枠はレゴ。底上げにはキャップ(空洞を埋めたもの)を使ってみます。
A剤とB剤の混ぜ合わせには使い捨てられるよう紙コップを使います。
シリコン硬化後に外れやすいように、原型にはあらかじめワセリンを塗っておきます。 - A剤とB剤を湯煎するなどして温め、軽く攪拌しておきます。
このときA剤とB剤が触れないよう、付属のヘラではなく別のもので攪拌しましょう。
その後、A剤:B剤を1:1の割合で紙コップに入れ、泡立たないように静かに混ぜ合わせます。 - 原型をキャップに貼り付け、さらに枠に貼り付けた後、シリコンを流し入れていきます。
このとき、糸状に少しずつ入れていくのがポイントらしいです。
ただし5分を過ぎると硬化が始まり気泡が抜けなくなるので、それなりに手早く入れていく必要があります。
入れ終わったら枠を叩いて気泡を追い出します。
その後、硬化を促進するために暖かい所に置いておきます。 - 6時間ほど経過したら、硬化しました。
- カッターで切り出します。
- 切り出しました。中性洗剤で洗ってワセリンを落とし、乾燥させます。
- チョコを用意します。今回は安定の明治ミルクチョコレートを使用しました。
風味よりも見た目を重視する場合はテンパリングのいらないコーティングチョコを使うとよいかもしれません。 - チョコを湯煎し、流し入れます。
入れ終わったら型を叩いて気泡を追い出し、涼しい所に置いておきます。
仕上がりを綺麗にするためには、ファットブルームやシュガーブルームが起こらないようにする必要があります。
詳しくは検索してみてください - けだまくらふと様から宝箱のペーパークラフトのPDFファイルをダウンロードし、印刷、組み立てます。
用紙はサンワサプライのつやなしの厚紙を使いました。 - 宝箱にチョコを盛りつけて、完成!