FINOW Q1
71.99ドルで購入したFINOW Q1が到着した。
スペックは次の通り。
画面 | 1.54インチ IPS OLEDディスプレイ 320x 320ピクセル |
CPU | MTK6580 クアッドコア |
RAM | 1GB |
ROM | 8GB |
OS | Android 5.1(Android Wearではないところがポイント) |
ネットワークタイプ | GSM+WCDMA |
対応周波数 | GSM: 850/900/1800/1900MHz WCDMA: 850/2100MHz |
Bluetooth | あり(ver 4.0) |
GPS | あり |
バッテリー容量 | 400mAh |
20日間ほどで到着。
質感は悪くない。
nano-SIMが挿さるが、あまりメリットを感じない。
既存カスタムウォッチフェイスのインストール
端末内にあるウォッチフェイスは長押しで変更可。
それ以外のカスタムウォッチフェイスは次のようにしてインストールする。
- Round Android Smartwatches- Custom Faces & Apps - Google+から好きなウォッチフェイスをダウンロードする。
あるいはここからダウンロードする。 - PCとQ1を接続する。
- /ClockSkinがあるかを確認する。ない場合は作成する。
- zipを解凍して、内容を/ClockSkinにコピーする。
新規カスタムウォッチフェイスの作成
手書きかClockSkinMakerで作れる。
ClockSkinMakerで作る場合は次のようにする。
- ClockSkinMakerをダウンロードする。
- 実行する。
- 左ペインにてベースとするスキンをクリックする。
- 画面中央上辺りの[Load Skin]ボタン(円弧を描いている矢印のボタン)をクリックする。
- [Simulation]をクリックし、動きを確認する。
- マネして作っていく。
- 出来たら、画面中央上辺りの[Save]ボタン(フロッピーのボタン)をクリックする。
- 前述の方法でQ1にインストールする。
手書きしないにしても、rotate要素とarray要素の違いなどは、下記の動画が参考になる。
- No.1 D5 Part 1 Clock Skin Creation Workshop - Simple Analog - YouTube
- No.1 D5 Part 2 Clock Skin Creation Workshop - Using Arrays
自作Clockskin
他にもパワーグローブのアナログ時計を作ってみた。
【成功 2016.11.06】 root化
rootを取りたいと思い、下記の手順を実施したところ、 root化に成功した。
なお、前日にroot化に失敗して文鎮化し、その後焼き直して復活したが、その際の手順は後述する。
下記に記載されているサイト、アプリ、手順は基本的に危険です。
マルウェアの感染の可能性やFINOW Q1を壊す可能性があります。
実施は自己責任でお願いします。
SP Flash Toolの使い方が分かりづらい場合は、[Hovatek] How To Use SP Flash Tool (Full Guide) - YouTubeを見ると大体分かる。
- 準備
- 過去のファーム(160531)に戻すため、[NEW] FINOW Q1 Smartwatch [Android 5.1] [MTK6580] [1G+8GB] - Post #111からw602_wgl.Q1.common.80.emmc.w.s.160531.fl....zipをダウンロードし、解凍する。
- Collection of Smart Phone (SP) Flash Tool for WindowsからSP Flash Tool Version 5.1640 (Windows).zipをダウンロードし、解凍する。
- Q1をフォーマットする。
- PCとQ1を接続する。
- SP Flash Tool v5.1640 (Windows)\flash_tool.exeを管理者権限で起動する。
- [Format]タブをクリックする。
- [Start]ボタンをクリックする。
- Q1を再起動する。
- SP Flash Toolの完了を待つ。
- Q1にファームを焼き直す。
- [Download]タブをクリックする。
- [Scatter-loading File]の[choose]ボタンをクリックする。
- ダイアログで、上記で回答したw602〜フォルダの中のMT6580_Android_scatter.txtを選択する。
- [Download Only]を選択する。
- [Download]ボタンをクリックする。
- Q1を再起動する。
- SP Flash Toolの完了を待つ。
- adbコマンドを使えるようにする。
- Javaをインストールする。
- 環境変数JAVA_HOMEを設定する。
- Android Studioをインストールする。
- SDK ManagerでAndroid SDK Platform-tools、Google USB Driverをインストールする。
- 環境変数PATHに"%UserProfile%\AppData\Local\Android\sdk\platform-tools"を追加する。
- Q1のUSBデバッグを有効化する。
- Q1の[設定]>[端末情報]>[ビルド番号]を連打する。
- [設定]>[開発者向けオプション]で[USBデバッグ]を有効化する。
- Kingroot(≠Kingoroot)でroot化する。
- KingrootをQ1にインストールする。
- Kingrootを起動する。
- [Try it]ボタンをタップする。
- KingrootをSuperSUに変える。
- How to Remove/Replace Kingroot (KingUser) with SuperSu - W0lfDroidからReplace_Kinguser_with_SuperSU-v2.4.zipをダウンロードする。
- Replace_Kinguser_with_SuperSU-v2.4.zipを解凍し、Q1の/sdcardにコピーする。
- コマンドプロンプトを起動する。
- adb devicesを実行し、Q1らしきデバイスが表示されていることを確認する。
- adb shellを実行する。
- sh /sdcard/mrw/root.shを実行する。
- [続行]ボタンをタップする。
- [通常]ボタンをタップする。
- [再起動]ボタンをタップする。
- "他のsuperuserアプリが見つかりました"と表示されたら、[OK]ボタンをタップする。
- purifyをアンインストールする。
- 再起動する。
- adb shellを実行する。
- suを実行する。
- SuperSUのダイアログが表示されたら成功。
- root化成功したので、不要アプリを無効化する。
- Aplinをインストールする。
- Aplinを起動する。
- 下記を無効化する。
- Androidライブ壁紙
- PinyinIME
- サウンドビジュアル壁紙
- バブル
- フェーズビーム
- フォトスクリーンセーバー
- ブラックホール
ちなみに、Kingrootはデバイス管理者リストに入るが、
Q1のメニューからはデバイス管理者リストを呼び出せない。
下記ADBコマンドで呼び出せる。
adb shell am start -S "com.android.settings/.Settings\$DeviceAdminSettingsActivity"
【失敗 2016.11.05】 root化失敗による文鎮化と焼き直しによる復旧
rootを取りたいと思い、下記の手順を実施したところ、 見事に文鎮化した。("smartwatch"表示から進まなくなった)
その後焼き直して復活したので、その手順を記載する。
下記に記載されているサイト、アプリ、手順は基本的に危険です。
マルウェアの感染の可能性やFINOW Q1を壊す可能性があります。
実施は自己責任でお願いします。
まず、文鎮化した手順。
- adbコマンドを使えるようにする。
- 成功版の手順を参照のこと。
- Q1のUSBデバッグを有効化する。
- 成功版の手順を参照のこと。
- rootを取る。
- (個人情報の入っていない)Windows PCにKingorootをインストールする。
- checkupdate.exeを管理者権限で実行し、Kingorootをアップデートする。
- PCとQ1を接続する。
- Q1側にダイアログが表示されるので、USBデバッグを許可する。
- Kingorootの[ROOT]ボタンをクリックする。
- KingorootをSuperSUに変える。
- How to Remove/Replace Kingroot (KingUser) with SuperSu - W0lfDroidからReplace_Kinguser_with_SuperSU-v2.4.zipをダウンロードする。
- Replace_Kinguser_with_SuperSU-v2.4.zipを解凍し、Q1の/sdcardにコピーする。
- コマンドプロンプトを起動する。
- adb devicesを実行し、Q1らしきデバイスが表示されていることを確認する。
- adb shellを実行する。
- sh /sdcard/mrw/root.shを実行する。
上記で見事、文鎮化した。("smartwatch"表示から進まなくなった)
ということで、焼き直す手順。
SP Flash Toolの使い方が分かりづらい場合は、[Hovatek] How To Use SP Flash Tool (Full Guide) - YouTubeを見ると大体分かる。
- 準備
- [NEW] FINOW Q1 Smartwatch [Android 5.1] [MTK6580] [1G+8GB] - Post #183の"here is the new firmware fresh from Finow."からQ1.zipをダウンロードし、解凍する。
- w602_wgl.Q1.common.80.emmc.w.s.160620.flash.zipを解凍する。
- Collection of Smart Phone (SP) Flash Tool for WindowsからSP Flash Tool Version 5.1640 (Windows).zipをダウンロードし、解凍する。
- Q1をフォーマットする。
- 成功版の手順を参照のこと。
- Q1にファームウェアを焼き直す。
- 成功版の手順を参照のこと。
復活!
ところで、上記手順にてMediaTek USB VCOMドライバが必要かどうかは忘れてしまったが、
下記のようにすると、インストールできる。
- 準備
- How to manually install MT65xx (MediaTek) USB VCOM drivers on WindowsからMediaTek USB VCOM drivers.zipをダウンロードし、解凍する。
- 署名なしドライバのインストールを有効にする。
- [設定]>[更新とセキュリティ]>[回復]の[今すぐ再起動する]ボタンをクリックする。
- [トラブルシューティング]をクリックする。
- [詳細オプション]をクリックする。
- [スタートアップ設定]をクリックする。
- [再起動]ボタンをクリックすると、PCが再起動する。
- 再起動後、[スタートアップ設定]画面が表示されたら、キーボードの7を押す。
- MediaTek USB VCOMドライバのインストール。
- スタートボタンを右クリックし、[デバイスマネージャ]をクリックする。
- [ポート]をクリックする。
- メニューの[操作]>[レガシーハードウェアの追加]をクリックする。
- [次へ]ボタンをクリックする。
- [一覧から選択したハードウェアをインストールする]をクリックする。
- [次へ]ボタンをクリックする。
- [ディスク使用]ボタンをクリックする。
- [参照]ボタンをクリックする。
- MediaTek USB VCOM drivers\Drivers\USB VCOM Driver\Win7\usb2ser_Win764.infを選択する。
- [このドライバーソフトウェアをインストールします]をクリックする。