ソフトウェアトークンをPCにインストールする
DQXでは、アカウントハックなどのセキュリティ対策として、ハードウェアトークンやソフトウェアトークンによって表示されるワンタイムパスワード(OTP)を使うことを推奨されています。
しかし、ソフトウェアトークンはiOS用とAndroid用しか存在せず、PCにインストールすることはできません。
そこで今回は、AndroidエミュレータであるBlueStacks App Playerを使って、ソフトウェアトークンをPCにインストールしてみます。
また、さらに、複数のPCで同一のソフトウェアトークンを使用できるようにしてみます。
必要なもの
項目 | 説明 |
BlueStacks App Player | Androidエミュレータ。Windows用、MacOS用がある。 |
手順
- BlueStacksをインストールする。
- 「Search」ボタンをクリックする。
- 「enix」と入力して、検索する。
- 「スクウェア・エニックス ソフトウェアトークン」をクリックする。
- 「インストール」ボタンをクリックする。
- ソフトウェアトークンを起動する。
- 公式の手順にしたがって、ソフトウェアトークンを設定する。
- ワンタイムパスワードが表示されることを確認する。
別のPCで同一のソフトウェアトークンを使用する手順
元のPCのBlueStacksのGUIDをメモする
- 元のPCのBlueStacksを終了する。
- 元のPCの[コントロールパネル]>[管理ツール]>[サービス]を起動する。
- 元のPCの「BlueStacks Android Service」を停止する。
- キーボードでWindowsキー+Rキーを押す。
- 「regedit」と入力し、「OK」ボタンをクリックする。
- 「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\BlueStacks」を開く。
- 「USER_GUID」のデータをメモしておく。(「xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx」の形式の文字列です)
別のPCにGUIDを移植する
- 別のPCにBlueStacksをインストールする。
- 「Search」ボタンをクリックする。
- 「enix」と入力して、検索する。
- 「スクウェア・エニックス ソフトウェアトークン」をクリックする。
- 「インストール」ボタンをクリックする。
- 別のPCのBlueStacksを終了する。
- 別のPCの[コントロールパネル]>[管理ツール]>[サービス]を起動する。
- 別のPCの「BlueStacks Android Service」を停止する。
- キーボードでWindowsキー+Rキーを押す。
- 「regedit」と入力し、「OK」ボタンをクリックする。
- 「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\BlueStacks」を開く。
- 「USER_GUID」をダブルクリックし、先ほどメモしていたGUIDを入力する。
- 「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\BlueStacks\Guests\Android」を開く。
- 「BootParameters」をダブルクリックし、「GUID=xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx」の部分のIDを先ほどメモしておいたGUIDに差し替える。
別のPCにデータを移植する
- 別のPCの「C:\ProgramData\BlueStacks\Android」を削除する。
- 元のPCの「C:\ProgramData\BlueStacks\Android」のファイルを別PCの同一フォルダにコピーする。
動作確認
- ホームボタンをクリックする。
- 「SQEX TOKEN」をクリックし、起動する。
- ワンタイムパスワードが表示されることを確認する。
ソフトウェアトークンを直接起動したい場合
- エクスプローラーで「C:\Users\Public\Libraries\Apps.library-ms」を開く。
- 「SQEX TOKEN」をダブルクリックする。
トラブルシューティング
アプリの表示が90度回転してしまう場合
- 別のPCのBlueStacksを起動する。
- 右下の時計部分をクリックする。
- ポップアップしたウィンドウの左下の設定アイコンをクリックする。
- 再度左下の設定アイコンをクリックする。
- 「アプリサイズの変更」をクリックする。
- 「SQEX TOKEN」の箇所で「タブレット」をクリックする。
- 「終了」ボタンをクリックする。