Kinect
各種センサーにより、人体の位置、動き、声、顔を認識することができる機器。
当初マイクロソフトのゲーム機Xbox360の周辺機器として発売されたが、PCでの利用が多かったため、のちにKinect for Windowsが発売された。
このサイトではPCに接続して活用する方法を記載する。
Kinect for Xbox360とKinect for Windowsの違い
細かな違いはいくつもあるが、主な際は次の3点の模様。
- 商用利用の可否が異なる
- Kinect for Xbox360は商用利用を認められていないが、Kinect for Windowsは認められている。
- Kinect for Windows ランタイムのみで動作するか否かが異なる
- Kinect for Xbox360はKinect for Windows ランタイムのみでは動作せず、必ずKinect for Windows SDKが必要だが、Kinect for Windowsはランタイムのみで動作する。
- 近距離でも人体のジョイントを計測できるか(Nearモードをサポートしているか)が異なる
- Kinect for Xbox360はNearモードをサポートしていないが、Kinect for WindowsはNearモードをサポートしている。
どちらの機器でもKinect for Windows SDKを利用できるため、個人で非商用利用するにはあまり差異がない。
Kinect for Windows SDK、Developer Toolkitのセットアップ手順
- Kinect for Windowsのサイトから下記をダウンロードする。
- Kinect for Windows SDK
- Kinect for Windows Developer Toolkit
- ダウンロードしたexeを起動し、セットアップする。
- Kinectのアダプタをコンセントに挿す。
- KinectをPCに接続する。
Kinectの動作確認手順
- スタートメニュー > Kinect for Windows SDK v1.7 > Developer Toolkit Browser v1.7.0 (Kinect for Windows) を起動する。
- Toolsをクリックする。
- Kinect Explorer-D2Dの右側のRunボタンを押し、起動する。
- カメラの映像が表示されることを確認する。
- PCから離れ、全身がカメラに写るようにする。
- 骨格に沿った線(スケルトン)が表示されることを確認する。