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Skanect の変更点はてなブックマーク


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Skanectとは、[[Kinect>../]]やそれに類するセンサーを利用した3Dスキャンソフトウェアである。無料版と有料版がある。

-[[オフィシャルサイト>http://skanect.manctl.com/]]

~
通常人体をスキャンできるような3Dスキャナは最低でも数十万円するが、Skanectを使えば、1〜2万円で安価な3Dスキャナが手に入る。激安。

~
#ref(gundam.jpg,right,around,25%)
オフィシャルのティーザー動画
#youtube(nbcnRgVNsZk)

**エクスポート形式
Stanford Triangle Format(.ply)、 Wavefront OBJ(.obj)、Stereo-Litography(.stl)、VRML(.wrl)。

~
|拡張子|説明|h
|.ply|Stanford Triangle Format。[[Blender>http://www.blender.org/]]などでサポートされている。[[Metasequoia用インポートプラグイン>http://www.catsyawn.net/ma2ten/mysoft.html]]|
|.obj|Wavefront OBJ。[[Blender>http://www.blender.org/]]、Metasequoiaなどでサポートされている。|
|.stl|Stereo-Litography。[[Blender>http://www.blender.org/]]などでサポートされている。[[Metasequoia用インポートプラグイン(Claybird)>http://claybird.sakura.ne.jp/garage/mqplugins/index.html]]、[[Metasequoia用インポートプラグイン(三谷 純)>http://mitani.cs.tsukuba.ac.jp/pukiwiki/index.php?%B8%F8%B3%AB%A5%BD%A5%D5%A5%C8%A5%A6%A5%A7%A5%A2]]|
|.wrl|Virtual Reality Modeling Language。[[Blender>http://www.blender.org/]]などでサポートされている。|

**無料版と有料版の違いについて
-無料版
--商用利用は不可。
--面数は5000個まで。
--色づけは頂点カラーのみ可能。
--サポートはコミュニティベースのもののみ。

-有料版(99ユーロ)
--商用利用が可能。
--面数制限なし。
--色づけは頂点カラーとUVマッピングテクスチャでの出力が可能。
--1年間のマイナーバージョンアップが提供される。

**必要なもの
#amazon(B003T9VDJQ)
-Kinect for Xbox360 または Kinect for Windows またはAsus Xtion Pro Live または Primesense Carmine 1.08/1.09((ただし、このサイトでの動作確認はKinect for Xbox360のみで行っています))
-PC
--最低限必要なPCスペック
---Record(録画)のみ~
|CPU|Intel Centrino以上|
---CPUでReconstruction(再構築)をする場合
|CPU|クアッドコア|
|メモリ|2GB|
---GPUでReconstruction(再構築)をする場合
|CPU|Intel Core 2|
|メモリ|2GB|
|グラフィックカード|CUDA Compute Capabilityが2.0以上であるNVIDIAのグラフィックカード([[こちらで確認できます>https://developer.nvidia.com/cuda-gpus]])、メモリ1GB|
--推奨PCスペック
|OS|Windows 7(64ビット)|
|CPU|Intel Core i7|
|メモリ|4GB|
|グラフィックカード|NVIDIA Geforce GTX 560以上|
--今回試したPCのスペック
#amazon(B00B1AWEDY)
|OS|Windows 7(64ビット)|
|CPU|Intel Core i7 870|
|メモリ|8GB|
|グラフィックカード|NVIDIA Geforce GTX 650(Gigabyte GV-N650OC-1GI)|


**Kinectのセットアップ手順
[[こちらをご覧ください>../]]

**Skanectのセットアップ手順
+[[Skanectのサイト>http://skanect.manctl.com/download/]]のDownloadsの箇所から、使用しているPCのOSに合ったインストーラーをダウンロードする。
+インストーラーを起動し、セットアップする。

**Skanectの動作確認手順
#ref(doraki.jpg,right,around,33%)
Kinectの前で人間がぐるっと回って(あるいは物体をぐるっと回して)スキャンします。

このとき気をつける点がいくつかあります。
-同じ面を何度もRecordすると3Dモデルが崩れるため、1方向に回りましょう。
-回転が速すぎる場合、情報が十分でない場合は、"Go back to last pose."というエラーメッセージが出ます。~
エラーが出たら、画面に表示されている3Dモデルに顔を合わせてください。スキャンが再開します。~
ただし、再開はしますが、前述の通り、3Dモデルやテクスチャが崩れる確率が高いです。~
やり直した方が無難と思われます。
-Skanectはカメラに写っている部分をもとに位置決めをしているようです。~
顔だけでなく、上半身もスキャンしたい(あるいは写ってしまっている)場合は、上半身ごと回りましょう。

~
手順
+スタートメニュー > Skanect 1.5 (Win64) > Skanect を起動する。
+設定は触らずに、Startボタンをクリックする。
+Limitスライドバーをドラッグし、5 seconds程度にする。~
(「■」ボタンをクリックするためにPCに向かった際の情報が記録されるのを防ぐため。)
+「●」ボタンをクリックする。
#amazon(B003STEA5Q)
+回る。(OAチェアやテレビ回転台があれば乗って回るとよいでしょう)
+十分情報が取れたと思ったら「■」ボタンをクリックする。(Limitの設定をしていない場合のみ)
+失敗したらゴミ箱ボタンをクリックする。
+成功していたら画面上部のReconstructをクリックする。
+画面左部のFusionをクリックする。
+設定は触らずに、Runボタンをクリックする。
+画面下部に"Done."と表示されたら、Processをクリックする。
+Watertightをクリックする。
+設定は触らずに、Runボタンをクリックする。
+画面下部に"Done."と表示されたら、Shareをクリックする。
+あとは画面でぐりぐり回すもよし、Saveするもよし、Exportするもよし。

なお、Skanectでは、左ドラッグがカメラ回転、右ドラッグがカメラズーム、中ドラッグがカメラ移動です。

**エクスポートしたファイルの閲覧
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#ref(doraki_low.jpg,right,around,50%)
エクスポートしたファイルの閲覧は[[MeshLab>http://meshlab.sourceforge.net/]]が便利です。
エクスポートしたファイルの閲覧はMeshLabが便利です。

Skanect無料版でもPLYには頂点カラーが入っています。MeshLabなら、頂点カラーも含めて閲覧することが可能です。

画像はSkanect無料版にて出力したものを、MeshLabで表示させたものです。

左が無料版にて出力したもの(面数5000個、頂点カラー)、右が有料版にて出力したもの(面数135716個、UVマップテクスチャ)です。

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*Amazon
#amazon(B003STEA5Q,left)
#amazon(B003T9VDJQ,left)
#amazon(B005VLZGI4,left)
#amazon(B00B1AWEDY,left)
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